このコーナーは「ごはんだいすきの日記」より抜粋して加筆修正したものを掲載しています。
8月19日(日) お墓の知識
世の中には一般常識というのと、その人は常識だと思っていても他の普通の人から見るとかなり特殊な常識というのがあるものだ。
心地よく青空が広がる昼下がり。お墓の墓石を買い求めた。
もう20年も前にお墓をたてる土地は用意してあったのだけれど、まだ墓石をたてていなかった。昨年おじいちゃんが亡くなったので今年の11月にする法事の後でそちらへお骨を移動することにした。
さて、これは初めて知ったのだけれど、普通法事だとかお葬式だとかこういう仏さんn関することの場合お布施などもみな黄色と黒の水引を使うものだ。これはごく一般的なのだけれど、ことお墓を新しく作ると言うときにはこれはお祝い事であるので、納められる人には申し訳ないが、よくお祝いに用いる紅白の水引が付いたものを使うそうだ。
墓石やさんのお話すごくおもしろかった。用意するのは山の幸、海の幸など。
思い出せるだけ挙げると
- 大根1本
- にんじん
- バナナ1房
- みかん
- 昆布
- なすび3本
などなど これらはよく新築祝いの時にお祓いに使うものと同じだそうだ。
それに、これも初めて知った。一般的にお墓の墓石には「○○家之墓」と刻まれているが、浄土真宗の場合「南無阿弥陀仏」と彫るのだそうだ。これは8割くらいがこの形だそうです。
最終的に家の名前とこのナムアミダブツにするかどうかはお家の判断だそうだが、必ずこのことは説明しなくてはならないとお寺の方から厳しく伝えられているらしい。
たしかに、その説明を聞いていなくて後で分かった場合にはもめるだろうし。ともかくいろいろなしきたりがあるようだ。 墓石にもランクがあって、一般に御影石というものは日本でとれるものばかりでなく中国産・韓国産のものが多く使われているそうだ。中にはアメリカ産というのもある。
御影石は色が黒くて石の目が細かい方が高級とされる。中には珍しいピンク色の石もあった。