8月31日(金) / 上海につきました。
(^o^) まあまあ
関西国際空港発 上海虹橋空港行きCA922便の飛行機でついに飛び立った。あこがれの地中国だ。実際に飛行機に乗っている時間はなんと1時間50分ほど。2時間足らずでそこは文化も風習も言葉も違う国というのはすごい。
僕が乗ったのは15時35分の飛行機だ。旅行会社からチケットを受け取る時間が日本時間でお昼の1時過ぎ。搭乗は3時だ。
今回の旅は十分に余裕を持って空港に向かった。日本最後の食事はお昼に関空のレストランスペースで食べたKYKのロース豚カツ定食。
ところで、関空は4階に分かれていて1階2階は国内線の出入国、3階が食堂街やそのほか売店が並んでいる。ここで最後に日本で買いそろえておきたいものはだいたいそろう。
僕が買ったのは2点。まずは電気屋さんで250ボルト対応のパソコン電源コードです。ほとんどのノートパソコンは250ボルトくらいまでの電圧にACアダプタが対応しているのだけれど、それにも関わらず付属している電源コードは100ボルトというのが一般的だ。なかなか日本では大きめの電気店でも見つからないけれど、やはり空港では扱っていた。ちなみに中国の電源は日本と同じプラグの形が一般的で、電圧は220ボルトだ。コードの価格は1900円程度だった。
もう一つ。これはどうしようか悩んだのだけれど結局「地球の歩き方 上海・蘇集・坑州」を買った。この本に頼るのはちょっとシャクだけれども、バスの停留所や地図も載っているし、自分で何ヶ月も地道に足で探すのも良いけれど、これで思い切って近道をしてその分いろいろ楽しむのも悪くないと思うことにした。1540円です。
さて、関空での搭乗はとっても簡単である。チケットの搭乗機の番号僕の場合CA922の通関手続きの案内が掲示板ででてきたら、例のトランクの中身が透けて見える機会の中に荷物を通した後で、航空会社のカウンターへ並ぶ。そこでパスポートとチケットを見せてトランクを預けるのだ。トランクの重さがカウンターの上にデジタルで表示される。確か30キロを超えるとよけいにお金をとられるんだったかと思うのだけれど。詳しいところはまた調べておきます。僕は26.5キロでセーフ。
それが終わったら一旦そのスペースを抜けて外へでる。この後は搭乗手続き開始の案内を待つわけだ。それまで1時間くらいは充分余裕がある。
搭乗手続きの案内が始まったら、いよいよ搭乗口があるロビーへ入っていく。
このとき必要なのが旅客サービス施設使用料とかかれたテレホンカードのようなもの。これを自動販売機で前もって買っておく。
そうそう、ちなみに、ロビーへ入っていく前にVISAなどのカウンターへ行くと、万が一海外でクレジットカードを紛失したときの連絡先を書いた紙を貰うことができる。
そのほかにも空港の4階には国際電話ようのテレホンカード自動販売機もある。KDDIと日本テレコムのがあるけれど、中国から日本へ電話する場合日本テレコムの方が長くかけられるようだ。ついて家に連絡するのにこれを使おうとおもう。
さて、ロビーへの入り口は先ほどのカードを自動改札機へ差し込む。きれいなグランドホステスのお姉さんが優しく案内してくれる。
中へ入ったらまずは手荷物検査。これもかるーくパス! 階段を下りていくと税関が待っている。特に自分にやましいところがなければ胸を張って係員さんへチケットとパスポートを差しだそう!
けっこうこのあたりで時間が差し迫ってきた。最終案内のアナウンスが構内に鳴り響く。
いそいそと駆け込んだ機内はもちろんエコノミー。中国国際航空は主に中国語で着ない案内をしてくれる。あと英語と少し日本語での案内もある。日本人のエアホステスさんもいらっしゃるようだ。
さて僕の席は前が壁でFというすごく真ん中あたりの席でちょっと狭苦しい感じがした。右隣は定年を先日迎えて1ヶ月ほど中国で中国語の勉強をするという元エンジニアのおじさんだった。僕が文法の本を広げていたらお隣から声がかかった。春秋時代の歴史小説がお好きだうで、これまでにも何度か中国を訪れたことがあるそうだ。
左隣には国籍不明、英語と中国語と日本語を操る妙に陽気なお兄さんが座っていた。周りの子供やお姉さんまで巻き込んで非常に騒がしかった。おいおい。
というわけであっという間に上海到着。
飛行機の中で2枚の紙を渡された。どちらも名前や国籍、パスポートナンバー等を記入するもの。
この2つのうち一つはでてすぐに係りの人が無造作に集めていく。
もう一つ、黄色い色が付いていて片面は中国語、片面は英語で印刷された方は、税関で渡すようだった。
ここで注意!日本人は漢字が分かるのでつい中国語の方へ記入してしまうと思う。何人もそうしていた。なんども訪れたという隣のおじさんも・・・。
意気揚々と胸を張ってパスポートとこれをお姉さんに差し出してすぐに突き返されてしまった。外国人は英語の方へ記入するのだ。そうじゃないかと思ったけれど・・・。
こんなミスのせいで、ずいぶん通り抜けるのに時間がかかった。ふう。
ここを通り抜けると後は荷物を受けとるのだ。
ずいぶん遅れたためにもうだいぶ荷物は無くなっていた。さーて、まだ流れて来ないかなーとベルトコンベアを眺めていたら、ふと遠くにすでにフロアへおろされた見かけたことのある銀色のトランクが・・・。なんでおろされてるの??
まあ、よしとしよう。
さて、そのまま出口へ向かう。係員もいるけど特に引き留める様子もない。すーー。
あら、通れてしまった。え、荷物の確認は?無いの? 簡単に荷物盗めてしまうのでは?およおよ。たまたまなのかしら。
さて、気をつけておかないといけないのは両替。出口のゲートをくぐってしまうと外には両替所が無いのです。お出迎えの中国の方の列をみてついついそつらへ足を運んでしまうと、後で面倒なことになります。ともかくまず必要なのは人民元。これが無いことにはタクシーにもバスにも乗れません。おそらく外にも銀行はあるでしょうけれどついて早々探し歩くのもねえ。
実は前回一人で上海へ遊びに来たときにでてしまって、後で係りの人に事情を説明してもう一度入れてもらったことがあるのですよ。経験は生かされています。
「お兄さん、どちらまで?宿は決まってますか??」という声を「不要不要」と振り切ってまずはタクシー乗り場へ向かいます。治安は結構良いとは言っても、白タクもいるようで、客引きのタクシーへはあまり乗らない方が良いようです。だいたいどこかのホテルの前へ連れて行かれてしまいます。リベート渡してるんでしょうね。
タクシー乗り場の列は結構長いですが、次から次へとやってくるので10分も待てば乗れました。あらかじめ大学の住所なんかをワープロで打ってきてたのがあったので、運転手にこれを見せてOK。タクシーへ乗り込んだのがちょうど現地時間の6時でした。
「現在6点、いつつく?」と聞いたら7時と運ちゃんは即答。でも実際は40分ほどでした。道も結構混んでたけれどね。空港の地区をでるときに運ちゃんなんかゲートでお金を払ってました。通行料のようで、これが15元。大学の前でおろしてくれました。タクシーの代金は57元。これに先ほどの通行料を足して72元。100元札を渡したら28元返してくれました。おお、今計算してみるとぴったりだったのですね。チップ渡せばよかった。もうあらかじめ引いて返したものだと思ってたから。失礼失礼。
タクシーの初乗りは10元です。あとはどうやら時間で加算されるのでしょうか。3元ごとにあがっていくようです。
ちなみに中国の通貨である人民元のレートは1元がおよそ15円。こちらでは缶ジュースが1から2元ほどですので、1元100円くらいの感覚。感覚的に日本と比べるとおよそ物価が6分の1くらいなのでしょうか。
さて、宿のことは後で語るとして、中国で最初の食事はやはり中華料理です。といってもだいたいどこへ行っても中華テイストはいっぱい。
まずは大学の周りを散策したいと思ったものの、すでに夜7時を過ぎて回りもだいぶ暗くなってきていました。
大学の正門からおよそ500メートル行ったところにちょうど手頃な食堂を発見。もちろんメニュー「菜単といいます」をみてもだいたいの内容は分かるものの発音できないので「これとこれ!」という感じでまずはレジにいるお姉さんに伝えます。お姉さんたち4人くらいでずーっとおしゃべりしてました。
そこでまずお金を払ってレシートを厨房の方へ自分で持っていくのです。食券形式のようなものですね。
南翔小籠3元と広式炒面5元。最初のが小さい肉まん。8個が蒸籠にのってでてきました。これうまい!熱い肉汁が噛んだとたんにじわーっとでてきます。お酢をつけて食べるのです。僕はお酢が得意ではないのだけれど、これが絶妙のマッチです。
さて、もう一つはなんと焼きそば!
ホームページのプロフィールをみてくれたことがある方ならご存じのように、私は焼きそばマニアなのです。まさか中国で最初の食事が焼きそばなんて巡り合わせを感じます。なるほど。炒める面(麺)だから焼きそばなのですね。こりゃー出てくるまで気がつかなかった。
満腹で合わせて8元です。無粋ですが、日本円で焼く120円。これでたらふく食べられるのですから満足と言わずになんと言いましょう。最初から当たりで少しご機嫌です。ただ帰りに少し雨に降られました。まあ、これくらいはよしとしましょう。
虹票とかいうのがありました。宝くじでしょうか?大学前の通りには小さい商店が集中していて、これは以前に滞在していた蘇州大学と共通していますが、大学の前はにぎやかです。それに生活の匂いもしてよいかんじです。散髪屋や携帯ショップ(ポケベルが現役のようです)はもちろん、100円ショップならぬ1元ショップも発見。試してはみませんでしたがモスバーガーもありました。たぶん何かのセットだと思うのですが、ポスターに25元と書かれてあるところをみるとそのくらいするのでしょうか。先ほどの8元でたらふくから考えるとずいぶん高いですね。今後探索の余地ありです。
さて、タクシーで大学の正門前まで送ってもらったところまでは話しましたよね。そこから。まず、右も左も分かりませんから、とにかく門のところにいる守衛さんに大学から送られてきた入学許可の書類を見せました。
実は、9月1日か3日の間に来てくださいと記入されていたのですが、1日くらい大丈夫だろうと思って来ているのです。
おじさん親切にも付いてきて案内してくれました。連れて行かれたところは寮のようです。しかも外国人専用? いまいち話していることがわからなかったのですが、たまたま通りがかった日本人の女の子に教えてもらうところによると、200ドルが必要だそうです。でも、ドル持ってないですよ?? 持っているのはドルはドルでもトラベラーズチェックだけ。でも、これは見せても駄目なようです。そこで、元でも大丈夫なのが後でわかりました。そりゃあそうだろう。元だと800円を出しなさいとのこと。ここで貰った領収書をみてみると押金とあります。保証金のようなものでしょうか?で、日本人の彼女によると、「普通外国人が宿泊する施設が、なんか制度がかわってちょうど明日から変更になるのだけれど今日は泊まれないそうで、ひとまず今夜の宿は違うところで、明日の2時にまたここへ来なさい」とのこと。ふむ。まあ学期の変わり目ですからね。
そこで簡単な書類にサインしてそこにたまたまいたお姉さんに案内されて宿泊施設へ。鍵を貰って案内されたようにエレベータに乗って行きました。4階です。ちなみに中国では4楼と表示します。エレベータをおりると、フロア担当のお姉さんがいます。施設利用者以外の人が入ったりするのを止めているようですね。後いろいろお世話をしてくれるようです。
部屋は二人部屋ですが、今のところ一人なので十分な広さ。シーツも清潔で窓の眺めも充分。お湯は電気で各部屋ごとに沸かす装置がついていてこれも教えてくれました。トイレとシャワーは一緒になってます。特にしきりがないのが気になるものの。バスタブは無いです。あんまり入らないからいらないか。 なんか銭湯もあるみたいです。
というわけで中国最初の夜が更けていきます。ただいま中国時間午後10時15分。日本時間午後11時15分。そう、中国は1時間遅れているのです。あ、もちろん上海ではということ。だって大陸広いですから。
さて、ちょっと勉強してから寝るとしますか。
あ、そうそう、中国のテレビでは字幕が付いているものが多いです。もちろん漢字の字幕スーパーです。これは勉強するのにすごく役立ちそうです。
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